前進。


10月30日。
イクエシキプロダクションは、変化の渦中。

かつあき先生のブログにもある通り、2021年から、かつあき先生のメンタルコンサルを毎日やってきた。

それはわたしにとって、大きなリスクを伴うことも十分わかっていた。


即戦力となるための、あるラインの上に向かってのコンサルなのか、
のちに、戦力になるはずだと望みを持ちつつ、あるラインまで、根本的な土台を引き上げるためのコンサルなのかで、コンサルのレベルは全く違う。

実際、このコンサルは、後者。
わたしが言っている事、やっている事の、意味、意図、目的が、何一つわからない。伝わらない。伝えても違う意味で捉えられ、一向に前向きに進まない。

こんな状態で、この年まで生きてきたことが、不思議なくらいだったが、世の中、いろんな人間がいて、このレベルを引き当てたということになる。


もちろん、これにはもう一つの理由があり、
わたしとの前世の関係、もっと言えば、リメイクスのりえむしとも、前世の関係がある。

わたしと出会わなければならない理由も存在し、事実、出会ったのだが、わたしがこのコンサルをする理由は、前世が理由というだけでは、到底リスクが大きすぎることも十分わかっていた。


彼に1から経験させるために、常にわたしの隣においた。表向きにはマネージャーという立ち位置だが、わたしのマネージャーとしては、足りないものが多すぎる。

どこに行くにも一緒に過ごしてきたが、事実、2人分の費用がかかる。
しかし、成果は、わたしが1人でやることと変わらない。
それでも、これは1人の人間への投資だと、それすらも経験させるために費やしてきた。


とあるクライアントさんに言われた事がある。
「社会人として成果を出すには、ある一定のラインまでは自力で得る必要があり、そのライン以上のところにある強みで、一緒に仕事したり、勝負したりするもの。じゃないと、間に合わない。」

本当にその通りだ。そして、そんなこと百も承知。
自力でやる気のない奴に、手を差し伸べて何が生まれるのか。
投資したことで得るものは?
「あるラインのところまで、成長しました。」
それは、やっと社会人としてのスタートラインであり、仕事の戦力になるわけではない。


あるラインのところまで、死にものぐるいで突き進んできたか?と言うと、決してそんなことはなく、事あるごとに、ラクをしようとする。

同時に、仕事の戦力にと動かすと、これまた過去のやり方でどうにかしようとする。

「過去との決別」という目的など、絵に描いた餅でしかない。
そんなふうに、わたしを裏切ることは簡単にできるくらい腐った人間を、なんのために立て直そうとしてるのか。わたしの方が、なんの罰ゲームなのかと、わからなくなりそうな時がたくさんあった。


今、実年齢が20歳そこらなら、まだ時間も希望も大きく持てる。
実際は、2021年の時点で、38歳。時間もない。だけど、その意味すら、上っ面でしか理解できない。


自分のために、投資をしているのだが、いつのまにか、歯を食いしばることも忘れては、わたしと同じ立場に立ったつもりになっては、論点のズレた持論を永遠と展開する。

わたしのそばにいることで、自分もわたしの鎧を着て強くなったてもりでいるのか、全くもって意味不明なことを繰り返す。


このコンサルは、距離が近い分、当然わたしのやりたいことも差し支えることが出てくる。

それでも、わたしが歯を食いしばってやってきたことに、わたしはわたしを褒めてやりたい。



そんなコンサルも、2年半が過ぎる。
前述した内容の人間は、ようやく、あるラインのところまで成長した。
今年、40歳になった。ギリギリのところだ。
それはまだ、本人の実力としては乏しいレベル。
これからは、自ら経験を積んで、自分の実力をつけていくしかない。
それをしなければ、すぐに衰退しかないのだ。
わたしのコンサルに、留年も再入学もない。
自分の人生に、死にものぐるいでやるのは、本人なのだ。わたしじゃない。



今年に入ってから、わたしも共倒れになりかけている。いや、実際、共倒れしている状態なのだ。
だけど、このわたしを、支えてくれる人間がわたしには存在する。
『捨てる人間あれば、拾う人間あり。』だ。


最近では、スタッフの染矢さんのご主人も、わたしのことを理解し応援してくれるようになった。わたしが発信してきたものを、片っ端から目を通し、わたしを理解しようと労力を費やしてくれたのだろう。



わたしが決断し経験した、史上最悪のコンサルは、わたしにとって史上最高に人間のことを学んだ。


見栄だけでは、人生を全うすることはできない。
誰かのせいにしてる時点で、自分が衰退する。


そんなこと、分かり切ってると思っていたのは、わたしのただの思い込みで、わかったフリだけの人間が、
今日も社会の一員として存在し、当たり前のように、その環境下で子どもを育てている。


見栄という、地に足がつかない状態で、自分を省みずに人のせいにしている人間が多いからこそ、この世は、不安を煽るビジネスが儲かる。そして、中途半端に甘い蜜をもたらせてくれるビジネスが横行し、相変わらず儲かる。

ほとんどの人間は、不安を煽られていることにも、中途半端な甘い蜜だということにも、気づかない。



儲かるためだけのビジネスを選択せずに、馬鹿正直に人間と対峙するわたしは、このザマなのだ。

このザマだが、それを恥じているわけではない。


同じことの繰り返しほど退屈なものはない。
このコンサルを、繰り返すつもりもない。
一見、同じように見えることも、1ミリの違いがあり、その積み重ねで大きく違ってくる。


2023年11月から、またひとつ前進する。
そして、わたしはこの共倒れのザマから必ず立て直す。