ボランティア。



先日、ミニバレーボール大会を開催した。


これは、わたしがもう7年ほど関わっている、『大分市私立幼稚園PTA連合会』の大会。


子どもが通っていた幼稚園で保護者会会長をしたことから、ご縁をいただいた。子どもは、早くに幼稚園を卒園しているが、わたしはまだ関わっている。


この連合会の行事の1つが、ミニバレーボール大会だ。

当初、わたしが理事として入ったばかりのときは、何やら慌ただしく当日の大会運営をしていたのを見て、この先輩方がいなくなったあと、この慌ただしさを引き継ぐのは至難の業…。と感じ、バレーボールの経験も活かして、新しい運営のやり方を提案した。

その提案は、満場一致で採択され、それから、当日の大会運営は、簡略化された。


もちろん、それに先立ち、事務局との連携や、わたしも提案者の責任から、実行委員長としてその責務を全うすべき、担うものはある。


とは言え、ボランティア活動である。

通常なら、1〜2年やれば御の字の組織だが、みんななかなか抜け出せない。



自分の仕事とは別に、こういった活動に、多い時は、3つくらい同時にやっていたこともある。

やるからには、関わる人間のために全力を尽くしたい。

…が、収入になるわけではない。それが、自分の中で、だんだんと疑問になっていた。特に、サロン運営に複数が関わりだしてからは、自問自答が続いた。

「こんなことをしている場合なのか?」



だけど、「こんなこともしてこそ」なのだ。

本当の信頼関係とは、どこで築かれるのか?

お金ではないことは100%決まっている。


信頼関係は、簡単に築かれるものでもない。

そこには、時間と労力が必要だ。やれば良いというものでもない。


よく、お金を稼ぐことができたら、ボランティア活動をやる。というような話を聞く。あたかも、それが正しいかのように。

現実の人間界は、そんなことではない。

 

自分がお金を稼ぐための仕事を、ボランティアで手伝ってくれる人間が必ずいるのだ。



わたしにとっても、サロンの仕事だけが全てではない。

わたしという人間を知ってもらうには、そして、信頼を得るには、ご縁のあることがツールとなる。



お互いが協力し合い、協調性を持ちながら、さまざまな意見を出し合い、こういう大会が誰かのためになり、有意義な時間となるのであれば、それでいいじゃないか。



この組織に関われたから、経験できたこともたくさんある。それは、関わっていなければ、きっと一生経験できなかったことと言っても過言ではない。



結局、自ら動かなければ、何も始まらないのだ。