カラダからのメッセージ。


わたしは、コーヒーが飲めない。

子どもの頃は、ブラックが飲めずに、コーヒー牛乳がすごく美味しかった。


大人になっても、なかなかブラックが飲めずに、しかしコーヒーの香りは好きだった。


それが、32歳の時に、急にブラックが飲めるようになった。それが嬉しくて、ガブガブ飲んでいた。

しかし、38歳になった頃から、自分のカラダに違和感を覚えるようになった。それから、年々違和感が色濃くなり、自分の中で確信できた。

どうやら、コーヒーのカフェインが完全にカラダに合わなくなってしまった。

(医療機関に受診したわけではないが、自分のカラダからのメッセージがある。)

だけど、コーヒーの香りは今でも大好きだ。



今年に入り、日焼け止めがどうしても受け付けない。首や腕にも必ず塗っていたのだが、今年はそれができない。

それでも顔は、皮膚が薄いので紫外線のダメージを強く受けることも知っている。なので、BBクリームで最低限のケアはするが、ギリギリまで塗らないことが多い。

「日焼け止めを塗らないといけない」

「日焼け止めを塗っておけば大丈夫」

ということに、抗い出したのかなんなのか、自分でもよくわからない。

首と手の甲に「年齢が出る」と言われている。

若作りする必要もないが、老け込む必要もない。

それから、シミとメンタルの関係。

表情筋が多いとシミが少ないという研究結果がある。つまり、日頃からどれだけ笑っているか?顔の表情をコロコロ変えているか?

それは、当然ながらシワやたるみにも関係する。(マスクに覆われすぎると、シワやたるみだけでなく、シミにも影響がありそうだ。)



今はいろんな情報が入ってきて、添加物だなんだと不安になることもあるだろう。

しかし、いちばんカラダに影響を与えるのは、添加物よりもネガティヴな感情なのだ。

添加物を怖がり不安がるのではなく、不要なモノは体外に出す!と前向きに捉えることの方が、よっぽどカラダに良い。


わたしの周りには、母親が食べ物には気を遣い、手作りや栄養に一生懸命だったが、食事の雰囲気を含め、普段から母親も父親も不機嫌で、子どもを支配していた環境だったという人が多い。

そういう人たちは、なんだかんだと、カラダ疾患を持っているし、自尊心も低い。


わたしの元を訪れる人の中にも、健康志向の方は多い。

病気になりたくない。早死にしたくない。

いろんな思いがある。しかし、すでに心はネガティヴだ。


また、自然派の食事にこだわっています。と言う方をたくさん見て来たが、肌に艶はなく、実年齢よりも老けて見える方が、一定数いるのも確か。

わたしが視るに「こだわる」ことが、日頃から選択肢を狭め「これじゃなきゃダメ!」というイライラした感情も常に引き起こしているのではないか?と感じている。


食事に関しては、いくらカラダに良くても、「美味しい!」と感じないものを無理やり食べさせられる時点で、毒を摂っているのと変わらないと思っている。

食事は、何を食べるかよりも、『誰と食べるか』なのだ。

その時の雰囲気、自分の感情の状態が、食べ物を薬にも毒にも変えてしまう。


カラダにフォーカスしすぎた情報が蔓延しているが、『カラダは、心と繋がっている。』ということを忘れてはならない。


『これさえ、摂っておけば良い!』

『これさえ、やっておけば良い!』

そんな情報が当たり前のようになっているが、

そんなものは、存在しない。

バカにフォーカスした売り文句に過ぎないのだ。


最近では、プロテインの摂り過ぎも、老化を加速させるというデータも出て来ているらしい。

タンパク質は大切。しかし、それに特化したものを摂り過ぎれば、内臓に負担をかけるのは当然。



わたしたちは、自分のカラダすら、今どういう状態なのかを目視することができない。

ということは、外からの平均的な情報だけに頼るのでは、まだ足りない。

見えない分、聞こえない分、カラダからのメッセージを感じとろうとすることだ。


あなたのことは、あなたがいちばん向き合えるのだから。