2つのストーリー⑥

2019年12月10日 23:35
カテゴリ:2つのストーリー

LINE越しに、Y子と写真を見ながら話す。
そのまま、新幹線に乗り換えたあとも、
ずっと写真が気になる…

〜この川の場所、昔、あまり良くない歴史があったはず…
この場所で、死体を洗っていたか…流していたか…〜

そんなイメージがわたしの頭の中に
広がる。
Y子も、ここはたくさんの人の顔があり、
どれも強い念を感じると話す。

写真を見ながら、
Y子とわたしは、同じタイミングで、

「これ…龍?」

気づく人には気づくであろう
その写真に(2つのストーリー⑤の写真)
龍が写っているのだ。

川で遊ぶ2人の子どもの横に
小さな龍が泳いでいる
(水面の光なのだが明らかに龍のカタチになっている)

さらによく見ると
その2人の子どもを囲むように
別の龍がいる
(子どもの周りに波紋が広がっているが
よく見ると龍の顔がある)


「これ、龍だよ!」
「まるで、千と千尋の神隠しみたい!」

ジブリ作品は、やはりどれも
ただのフィクションではない。
「本物」だからこそ世界で受け入れられ
長く愛される。

…川には龍がいるんだ…

わたしとY子は、
えらく感動を覚えた。


岐阜に着き、
友人のヘアサロンに着いた。
岐阜出張は
いつも、このヘアサロンで行っている。

サロンのバックヤードに
荷物を置きに行くと

なぜかそこに
「千と千尋の神隠し」の本が1冊
ポンと置かれてあった…


その川の子どもたちは
龍が守ってくれたことは、
子どもたちの保護者である
Sにも伝えた。

「そっかぁ。じゃあこれは、
いくちゃんが守ってくれたの?」

と、わたしに尋ねる。
わたしは、

「いや、わたしじゃなくて、
龍が守ったんだよ。」

と返す。

「だから、それって、
いくちゃんの龍が守ってくれたの?」

「え……」「………………」

彼の問いに、「そうじゃないよ」という
言葉がどうしても
出てこなかった…

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